Fauna+DeSIGN代表の廣瀬慶二の自邸兼アトリエ。猫と暮らす家・犬と暮らす家の模範例として建設された。地盤面が道路より3m低い特殊な土地形状を活かして、地下1階、地上2階建てで、1階と2階の両方が避難階になるよう設計している。猫の家、犬の家としては完璧な機能性をもち、さらにDr-65(建物ではDr-100)の防音室も実現した。また、従来のキャットウォークの取り付け方法と違う手法を様々に試みている。メインキャットウォーク(大通り)、横断キャットウォーク、交差キャットウォークと名付けたそれぞれ性質の異なるキャットウォークがあり、住宅を都市に見立てる手法をこれまでになくわかりやすく実現している。
photo:松井良輔、model:なかいはるな