比較的広い家だが、人間と猫との床上での距離が近くなるように、リビングルームも含め短辺長さを2,730mmに設定している。ふつうは狭く感じるこの寸法も、1階がダイニングルームで2階がリビングルームとなる変則的な空間のつなぎ方で狭く感じない。
猫との物理的な距離感を大切にした「猫と暮らす家」を最大のコンセプトにした。ふつうの家にはない断面構成で、猫にとっては1階と2階が等価値にあるような設計をしている。
1階と2階を高天井でつなぎ、猫のシームレスな上下階移動ができるように計画した内装意匠は、既に意匠登録を済ませている。