犬と暮らしやすい家を設計する事と、猫が快適に室内だけで暮らしてくれる家を設計する事は全く違います。「ペットと暮らす家」と一括りにして、話を進める建築士は何もわかってない素人です。世間ではペット共生住宅に関する民間資格があるようですが、ただの資格ビジネスでしょうし、そのような資格を取る建築士は逆説的に何もわかってないと言えます。では、何が正解なのか。図にまとめましたのでご覧下さい。
上記の表は『ペットと暮らす住まいのデザイン(増補改訂版)廣瀬慶二 著』からの引用ですが、その背景には、報酬ベースのトレーニングの考え方やオペラント条件づけがあります。刺激と反応、行動随伴性を無視して伴侶動物との暮らしをデザインすることはできません。形だけを模倣したものが多いですが、理論が大切です。